2006年12月01日

漢が惚れる!クレイグ・ボンド

カジノ・ロワイヤル、観てまいりました。

クール!ダーク!ダーティ!
漢が惚れる!「俺たちの」ジェームズ・ボンドの登場。

かつて、我々の親父達が若者だった頃、ショーン・コネリーに憧れたという話を聞いても、ロジャー・ムーアのやに下がったオッサンのイメージしかなく、ピンと来なかった。
ティモシー・ダルトンで少しクールな感じというのは判ったが、地味すぎたのか、すぐにいなくなり、ピアーズ・ブロスナンは確かにコネリー以来の「ボンド役者」ではあったんだろうが、、、、。
この期に及んで女にモテモテで英国紳士でユーモアたっぷりの、
「あの」ボンドなんて、映画館に見に行こうなんて思うか?

なんか、週刊プレイボーイの記事書いてるみたいに思えてきたけど、なんかそういう感じなんだよね。



モノクロのオープニングから期待が膨らんでいって、泥臭い最初の殺し(これは映画の中盤でも繰り返される)、そして綺麗に決まったガン・バレルのタイトルコール、そしてトランプの絵柄を駆使したテーマ曲(これがまたカッコええんじゃ)。

第一の任務で、爆弾男モロカとのチェイスは、とにかく走る跳び付く跳び下りるつう「体を張ってる」のが売り。「ターミネーター2」のT1000ばりの走りを見せる(この走りはクレイグ・ボンドのトレードマークになるかもしれない)
モロカ役のセバスチャン・フォーカンの逃げっぷりも見もの。

二人目の爆弾魔を追う辺りは、トラックの運転を奪い合うよくあるアクションではあるが、ここも泥臭く、血まみれ油まみれで奮闘する。また、直前の小悪党を殺すシーンが地味だがクール。

そしていよいよカジノロワイヤル編に入るわけだが、事前に予想できるような、「カードゲームの心理戦」だの「イカサマ合戦」だのは出てこないから安心して欲しい。
ここでの見どころは「負けるボンド」「一服盛られるボンド」「泣いてる女に言葉も無く寄り添うボンド」であるだろう。
そういう「未熟さ」をダニエル・クレイグは嫌味にならずに演じている。

もちろんその後にも二転三転の展開が待ってはいるが、派手な爆破シーンで盛り上げたりはしない。きちんとドラマを描いている。

この映画は「ジェイムズ・ボンド・ビギンズ」であるから、恒例のあの名乗りは最後まで登場しない。
ラストであの名乗りを聞く時、観客は大いに満足するだろうし、最後までお預けを食っても不満には思わない筈。
テーマ曲は「俺の名前なら知ってるはずだ」と宣言している。

この映画は女性の心も掴んでいるようだが、あえて、デートムービーには不向きだと言い切っておこう。

上演終了後、多くのカップルを尻目に、ブサイクで、ダサい服装で、俯き加減の男達が売店に列を成し、パンフを買っていた。
売店のねーちゃん苦笑い。
俺も苦笑いしながらパンフを買った。

往年のファンに、そして、俯き、歯軋りし、這い回って生きていると感じている、全ての若き糞野郎どもに観てもらいたい。

見た後に、走り出したくなるはずだ。






posted by めたろう at 23:37| 埼玉 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
相変わらず、映画見てるんですね〜♪
私は、最近映画、ほとんど見に行ってません!
沢山映画を見にいって、又感想書いてね!
Posted by はんぞう at 2006年12月04日 03:47
めたろうさん、こんにちは♪
遅ればせながらトラックバックさせて頂きました。
今までの007もそうなのかわかりませんが、タイトルロールがアニメーションのコラージュみたいでとても楽しかったです。
ダニエル・クレイグとマーティン・キャンベルは、新しいボンドを作り上げたんですね。それも、観客の予想以上のものを。
途中で一回名乗ったシーンがあったので「あ、これが噂の、アレなのか!」とそれだけで喜んでいたのですが、最後の最後に思いっきり決めてくれましたね。
格好良過ぎるなぁ♪ シビレました☆
Posted by bakabros at 2006年12月15日 02:36
TB、コメント、ありがとう御座います。

こちらからのTBは3回失敗中。
暫くやってなかったから、なんか間違えてるのかなぁ?

また後日試してみます。
Posted by めたろう at 2006年12月15日 13:07
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『007/カジノ・ロワイヤル』
Excerpt: オープニングの、息もつかせぬ勢いで上へ下へと、実写版ドンキーコングのような、とび職アクション連続の逃走劇の一幕は、あり得なさと同時に体を張った目の覚めるような本物のアクションが上手く融合されていて、今..
Weblog: 試写会帰りに
Tracked: 2006-12-15 02:28
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