2005年08月13日

もう一人の和田アキ子

書かねばならぬネタはあるわけだが、とりあえずは書けるネタからリハビリ開始。

WIRE05で、TASAKAが掛けた和田アキ子の「夏の夜のサンバ」がカッコ良かったので、今更ながら和田アキ子を聞き始めた。

まずは最新版の「ベスト・ヒット・コレクション」とライブ音源の「和田アキ子リサイタル〜日劇に於ける実況録音」をアマゾンで入手。
ベスト版に関しては、やはり70年代までの曲に満足したが、80年代〜90年代の曲は、アレンジがカラオケの様で好きになれない。
2000年代もクレージーケンバンドのカヴァー、小西康陽のアレンジは良いのだが、、、。

というわけで、初期音源をもう少し追うことになるだろう。




さて、ベスト版の70年代の曲に関してだが。

本来は7.「夏の夜のサンバ」が聴きたくて購入したのだが、意外にも一番気に入ったのがデビュー曲の1.「星空の孤独」だった。

ライブ版のほうのMCでは、とにかく売れなかったと強調していたデビュー曲だが、オールデイズとしてサンデーソングブックで掛かりそうな名曲だと思う。
この曲でのボーカルは、今日我々がイメージする「アッコ」の声では無く、無名の、若い、のびのある娘のものであり、「もう一人の和田アキ子」とでも言うべき凛々しい声である。
アレンジも、後の歌謡曲色が殆ど無い、(R&B?なのか?)味わい深いバラードになっている。
当時の歌謡曲路線からは浮いていたのだろうが、この方向性の「もう一人の和田アキ子」の曲がもっと聞いてみたい気がする。
もちろんそれでは売れなくて、無名のまま埋もれていってしまったろうが。

その後、2.「どしゃぶりの雨の中で」でブレイクする事になったわけだが、この曲では既に、今日我々がイメージする「アッコ」のスタイル、すなわち「はぁぁぁ」と語尾を延ばし、鼻にかかった様に歌う、モノマネのネタに使われるスタイルが登場している。
これによって「アッコ」のキャラクターとマッチした、和田アキ子のスタイルが確立したからこそブレイクもしたのだろうが、それは同時に歌謡曲へのシフトも意味していて、アレンジを含めた全体で見ると時代を感じさせるものになっている。
(「星空の孤独」にはそれが無い。語尾を引っ張りパワフルに歌い上げるのは同じだが、わざと濁らせるような部分がまだ無いのだ)

2.「どしゃぶりの雨の中で」は演歌よりだと思える。
3.「その時わたしに何が起ったの?」はやや1.に戻ってる様だが、シャウトが抑え目。
4.「笑って許して」は演歌より歌謡曲よりに振れている。より平板な曲。
5.「天使になれない」は更に演歌より?
上記の曲たちは、歌詞の内容も「女の涙」的な演歌の世界だし、シャウトの仕方が演歌のコブシみたい。世界観が当時の歌謡曲なわけだ。

変化が見えるのが、大ブレイクした
6.「あの鐘を鳴らすのはあなた」で、歌詞、曲調共に歌謡曲臭が後退している。
7.「夏の夜のサンバ」もテンポこそ当時のものだと思うが、世界観が当時の歌謡曲とはズレたところにあるようだ。(だからこそテクノDJが評価したりするのだろうが)
そしてボーカルの伸びを取り戻したかの様な
8.「古い日記」では、シャウトや歌い方に濁りが見られず、とてもカッコよい。
「もう一人の和田アキ子」の片鱗を伺い知ることが出来る。
「あの鐘、、、」や「古い日記」は後にモノマネで「アッコ」スタイルが強調されたので、
は!という掛け声や鼻にかかった歌い方のイメージが強いが、原曲のボーカルはストレートな強さを打ち出した魅力にあふれている。

8/16追記

9.コーラスガール も悪くはないが、しっとりと大人の女性を歌う和田アキ子にはやはり興味を持てない。
よって、10.だってしょうがないじゃない 以降の曲の評はパス。

クレイジーケンバンドのコピー17.タイガー&ドラゴンは悪くないが、どうしても「和田アキ子のイメージ」に影響された企画のように思われ、純粋な歌の力、という事だと、初期作品には及ばないのだろうと思われる。

posted by めたろう at 08:13| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/5847080

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。