2005年08月14日

ゴキブリコンビナート新作

ゴキブリコンビナート
http://home.interlink.or.jp/~an-an/frameset.html

一年ぶりの公演を見に新宿タイニィアリスへ。ここの詳細についてはHPでもその片鱗を伺えるのでCHECKして頂きたい。
何にせよ体感してみないと評価出来ないが、そうそう人に薦められない劇団なのだ。

「君のオリモノはレモンの匂い」という、相変わらずのネーミングセンス。

前作「ナラク!」では珍しく額縁芝居に挑戦したものの、ぎゅうぎゅう詰めの客席の頭上に汚物が飛んでくる有様の為、やや不評であった。
今作では、ここの看板であるオールスタンディングが復活。
ていうか劇場全体が舞台装置と化し、客はその装置の中に追い込まれ、ところかまわず汚水、汚物まみれの役者が出入りする、ここのスタイルの復活である。

狭いタイニィアリスに檜の丸太(といっても間伐した枝みたいなのばっか)でジャングルジムのごとく四方に足場を組み、客は不安定な足場の上で立ち見である。
更にその頭上にも足場が組まれ、汚水まみれの役者が出入りするやら移動するやらで、その度に汚水が振ってきて、客はキャーキャー言いつつ身を捩じらせてこれを避ける。
この為、濡れやすい箇所の客には雨合羽が配布されるが効果は薄い。

8/16 追加記事

チラシ等の予告では、樵VS漁師のバトル、という事になっていたが結果として路線変更した模様。
冒頭からセロトニン瘍子演ずる薄倖の若妻が新婚旅行先のダメダメな国立公園内でこれでもかこれでもかといたぶられる話が続き、潔癖な女性なら泣き出すであろうシチュエーションの目白押し。
詳細は他のブログを検索していただければわかるであろうからここでは略すが、日頃セロトニン女史の日記で、心の病とまみえながらの日常を見ているので、あまりにきつい展開に、彼女の精神的負担が気になる程であった。
が、正直に白状すると裸に剥かれた彼女のヌードより、悲痛な台詞、悲痛な悲鳴に密かに欲情したのも事実である。
(心配した通り今回は彼女にとって相当キツかったらしく、日記にて終演後、バラシをブッちぎって帰宅してしまったとの記述あり。どうなることか。)
にも関わらず、彼女の歌唱力によって、今作はこれまでの諸作品と比しても飛躍的に向上したといって良い。相手役のスガ死顔氏の歌唱力も素晴らしかった。

今回の勝因は、これまでのスタイルに戻った事に加えて、音楽面に大きくテコ入れし、全編を本格的ミュージカルにした事にある。
これまで、この劇団には、やってる事のあまりの凄まじさゆえ、役者の声枯れ、台詞のかすれなどが多発して、何が起きてるかよくわからなくなる弱点があったのだが、今回はこれが大幅に改善された。
台詞を歌にしたことで、説明台詞的な機能も違和感無く果たす様になり、中盤から後半までダレずに見れた。
もっとも、それでもやはり一行レビューでは、歌の台詞聞き取れずの指摘があったりもし、俺も最終盤では聞き取れないところがあった。というか客の側もあまりの暑さに集中が切れたところがあった。(何でもイイから終わってくれ、外に出たい、という気分になったのである)

それを考慮しても、今作は成功といって良いだろう。全編ミュージカルは大きな武器だ。
これで当日¥2500は安い!と思わせるのだ。

やはりここと比べると他の普通の演劇はヌルい、と思ってしまう。

一行レビュー
http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/itigyo/itigyo.cgi

セロトニン瘍子の部屋
http://www.cmo.jp/users/serotonin/index.html

posted by めたろう at 10:12| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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