2005年05月13日

整体に行った

GW小旅行関連の記事は中断して、その旅行中に右足を痛めた話。

まず。そもそも俺は先天性の筋性斜頸であった。
で、中2の時、問題のおきた右側の「胸鎖乳突筋」(?で厳密にあっているかどうかは不明)を切除している。
その後、リハビリマッサージを経て、特に日常生活において支障は無い状況が続き、ここ1年半、工員として働いているがまぁ特に問題は無くここまで来ていたわけだが。

以下、友人の掲示板への書き込みより転載。


(GWに)飯田の動物園に行った時、段差に気づかず右足を挫くように2回連続で転んでしまった。そのときは問題なかったのに、6日に出勤した後、右太ももが痛み出した。その夜、風呂でマッサージなどし、右足に負担掛けないように寝る姿勢も気をつけて寝たのだが。
翌日7日朝、今度は尻の上辺りの背筋が重く痛み出し、しゃがんだりし辛くなった。この日は土曜出勤日。動けない程では無いのでそのまま出勤。
職場では、ヘルニヤ等の恐れに関して脅される。とりあえず夕方までにはマシな状況に。
翌日曜、腰の痛みは無くなるが右足の痛みが戻る。どうも筋肉痛らしい。夜、近所の日帰り温泉施設に行き、ついでにマッサージを受ける。
で、今日、整体へ行った。

整体での見立ては、ヘルニヤなどではないものの、例の筋性斜頸の後遺症により、背骨は腰辺りで反時計周りに回転傾向にあり、腰および肩付近の筋肉は平行でなく、それらの最大要因である、腰周りの背筋の発達比率は、なんと左右で8:2位であるという歪みっぷりであるそうだ。つまり殆ど左半身のみで身体を支えているらしい。

とりあえず、左右のバランスの矯正を行っていただく。
で、今後の右半身の鍛え方を相談すると、ウオーキングをすべきとの事。

これまでこの問題に関する相談相手がいなかったので、理にかなった説明に目から鱗の落ちるがごとく感服つかまつった次第。

バカにしていたが、ウォーキング、始めることに致します。


以上が月曜の書き込みである。
その後、徐々に痛みは引きつつあるが、立ち仕事なので夕方が近づくと足や腰が張る感じが続いている。
に、しても左右の背筋比率が8:2というのは、少々ショックだ。
今年は、この「体のバランスの矯正」「ウォーキング」が課題になりそうだ。
どうも、現在の職に関しても長期的には少し考えねばならんかと考えている。




5/24 追記
posted by めたろう at 21:04| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜頸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月08日

湯檜曽温泉 旅館「永楽荘」

5/1 旅館「永楽荘」
https://www.tocoo.jp/hotel/?hotel_id=621

「湯檜曽温泉街」バス停のすぐ前にある、外見は半端に古い民宿かペンションみたいな旅館だが、お勧め。そもそもこの宿は、トクーでのネット予約直後に入電、挨拶があり、女将の熱意に大変感心させられた。
以下、今回、トクーに投稿した宿感想

●部屋 古いけれども広く、雪解けの湯檜曽川に面した部屋は川音に包まれています。
●スタッフ 熱意あふれる女将さんに感心させられます。(皆さんの宿感想へのマメな返信に伺える通りのお人柄でした)
●食事 夕食は山菜づくし。女将より逐一レクチャーがあり、天麩羅はじめ山菜は美味でありました。肉魚の類がやや少ない精進料理でしたが大満足。1時間以上かけてのんべんだらりと食って迷惑お掛けしました。朝食は固形燃料で焼く土鍋のベーコンエッグほかボリュームたっぷり。
●お風呂 川に面した内風呂の温泉は狭いが、かけ流しで、川の水量に合わせて湯量も増減する、との女将のお話でした。今回は湯量豊かに、贅沢な掛け流しを堪能しました。
●眺望 雪解けの湯檜曽川をごうごうと流れる水をあかず眺めて過ごしました。
●費用対満足度 二食込み6000円でこれなら高評価をつけねばなりません。


水上温泉が大資本の大きな旅館が多く俗化しているのに対して、湯檜曽温泉はより小規模な感じで、交通の便も以前JR上越線の本数が多かった頃よりは悪かろう。
ただ、その分、より静かな場所だし、温泉フリークには魅力の掛け流しと言えよう。
手作り感あふれるこじんまりした風呂なのだ。
今回、時間が無くて周辺を散策できなかったのは残念だった。改めて訪れてみたいものだ。
posted by めたろう at 09:41| 埼玉 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月07日

高崎〜水上〜湯檜曽温泉

5/1 高崎は観音山周辺をウロウロ散策。

「洞窟観音」
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%80%80%E6%B4%9E%E7%AA%9F%E8%A6%B3%E9%9F%B3&start=0&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official

詳細は上記ググッた記事より参照頂きたい。俺の感想としては「怖かった」「800円たけー」「観音様の顔、気にイラネー」って感じ。かつてのピエール瀧のブロス連載で取り上げられそうな、やばい田舎の大仏の一種。
山田徳蔵なる豪商の作った洞窟観音であるが、むしろ「のらくろ」の田川水泡の原画や北沢楽天(良く知らないが漫画の祖であるらしいぞ)作品等を収集した「山徳美術館」や日本庭園「徳明園」の方が見所。

バスの時間が迫っていたが、「白衣大観音」を拝むべく、坂道を登ると、
「カッパピア」なる遊園地の看板が。うーむユルそうな。コレは楽しみと坂を登る切ると、遊園地の駐車場に着いたが、、、既に廃園していた。
ただ、外から見ても実に面白そーなダメ臭漂う廃墟になっていて、立ち入り禁止の看板を越えて進入したくなる誘惑に駆られるが、既に虫やら蛇やら野犬やらお化けやらで一杯だろうと想像されたので辞めておく。
下記にググッた記事を上げておく。
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%94%E3%82%A2&start=0&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official
名高き「白衣大観音」は遠目に見えたので満足し、バス停に向かった。参拝は次回以降の楽しみとしよう。
高崎で、なぜか餃子の王将で飯。14時前なのに満員。
その後JR鈍行で水上へ。
以前「だいこく館」というホテルに泊まりに来て以来である水上駅で下車したところで、現金の持ち合わせ少なき事に気づきあわてて郵便局へ向かう。
前回は平日に来て相当寂れた印象のあった水上だったが、さすがにGWはそこそこ人がいる。非常に洒落た土産物&名産&喫茶店があり、ソフトクリームの看板に釣られ入店。
湯檜曽へのバスについて尋ねると懇切丁寧に調べてくれる。感謝。
しかし駅へ戻ると、教わったバスの発車時刻は全く間違っていた。
まぁちょうど乗れたから良かったのだが。どうも路線バスと自治体バスを間違えられた様だ。
湯檜曽温泉街バス停で降りると、今夜の宿はバス停の前であった。

以前のトクー宿感想
posted by めたろう at 23:37| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月06日

高崎「錦山荘」

4/30 高崎観音山鉱泉「錦山荘」に一泊。
大正時代からの古い建物で、通されたのは六畳+縁側の縦長の部屋で、やや狭く感じられるが、壁にステンドグラスが嵌められるなど、古い調度の数々は歴史を感じさせ、窓からの高崎の夜景は美しい。高崎の奥座敷てなところか。
現在は日帰り温泉施設としての側面が大きい様で、22時頃までは、常連客で賑わっている。
よって夕食は日帰り客用の食堂で、各自取る形式。俺は「おっきりこみ」なるほうとうの一種を食った。880円位。

鉱泉は16度位なので沸かし湯ではあるが、これまた古風に木造の内湯は清潔で、南は全面ガラス張り。露天風呂の様に高崎市街を一望できる。
風呂場のすぐ下には高崎山の林が広がり、ライトアップされたツツジが楽しめる。狸が来る事もある、と聞いていたが、今回幸運にも22時過ぎの入浴で若い狸の来訪を目撃。
たまたま同時に入っていた常連のご老人によれば、かつて狸の親子が名物だったが、皮膚病にやられ、いつか見なくなった。今回の狸が子狸の成長後か、別の若狸かどうかは不明だがまずは目出度い、との事だった。夕方にはハクビシンも出没したそうだ。どうやら、明かりに集まる虫を食べに来るらしい。

錦山荘では、お客から俳句を短冊に書かせる募集をして館内に張り出していた。俺も書こうかと思ったが思いつかず。今頃思いついたから、この場で発表。

若狸 躑躅の下の 花見かな

お粗末様です。
また行ってみたい宿であります。
posted by めたろう at 08:01| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

「動く待ち合わせ場所」を目撃す。

先に昨日までの小旅行の記事を書くべきだろうが、まずは昨日の帰途に埼京線〜宇都宮線で目撃した、「動く待ち合わせ場所」について報告しなくてはなるまい。

中沢健公式サイト
http://www.geocities.jp/takeshi_nakazawa1981/main.html

上記HPによるとどうやらパフォーマーであったらしいが、、、、。
ぐぐって見ると結構なヒット。銭金にでて有名らしいが俺は知らん。

目撃した印象は、、、、、「罰ゲームか、、、、。春だな。」
というものであった。さもなくば電波ヤローだと思ったので別車両に逃げた。
赤羽でよけたと思ったら、大宮での乗換えで、ホームでばったり。

目が合う。にらまれた。
いじめられっ子か電波だという思いを強くした。

こちらもこちらで旅行3日目、汗臭くよれよれ、長距離バスで4時間前後の後の満員電車でへろへろのカッコなので、向こうも「うぜぇ」と思ったに違いないが。

ただ、、、。あれをパフォーマンスと言われても、オジサン納得できないYO。


あれ?
posted by めたろう at 12:04| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月30日

高崎〜水上〜飯田

今日はこれから高崎の温泉に一泊。明日は水上は湯岐曽温泉に一泊、明後日は飯田に移動して「タテタカコ&倉橋ヨエコライブ」後に現地で一泊
以後の予定は未定。

本ブログの更新は、GW中はさっぱり進まないのであった。
posted by めたろう at 14:21| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「コンスタンティン」見てきたが。

ホモテイストが足りねぇ、、、、。
酷い書き出しで済まん。別に俺はホモでは無いのだが「真夜中の弥次さん喜多さん」の影響かな。
キアヌ・リーブスを主役に据えて、原作から大きく内容も変えたらしいから、それなら、仲間や敵役とのヤオイ物にした方が良かったんじゃないのかな?と思うのだよ。
だって(未見だけど)原作アメコミの主人公のビジュアルってホントにおっさんじゃん。

http://www009.upp.so-net.ne.jp/simprune/blackmagic.html

たぶん、凄いこすーい手で悪魔を騙くらかして封印するみたいな、憎めない小悪党キャラだと思うんだよね。この絵面からして。で、仲間のおじさん達とは、おっさん的友情で結ばれ、弟分には後見人、的な設定が説得力持ったと思う。

キアヌ・リーブスは線の細ーい美形キャラで、ふてぶてしさが無いので、それだったら(バイセクシャルという設定もあるらしいから)登場人物軒並み美形にして、やおい要素を入れた方がウケが良かったんじゃ無いかと。

と、いろいろクサしておりますが。
はい。あまり気に入りませんですた。

キリスト教の知識は人よりある方なので、判り難い事は無かった。冒頭のロンギヌスの槍(劇中では「運命の槍」)の登場も伏線として流せたし、ナチスの国旗に包まれているのも判る(オカルト好きのヒトラーは、キリスト教の聖遺物も収集していた挿話を持つ)。
ただ、知らない人には不親切な事も多い。
カトリックの自殺禁止のタブー破りで地獄に行くあたりはまだしも、蠅やら蛇が襲ってくるビジュアルの意味や、地獄へトリップするのに水が必要な理由、なおかつ、ヒロインを地獄送りにする特訓がなぜ水中で行われるか、等基礎知識として知っといたほうが良い物が多い。(カトリックの洗礼の歴史を調べると、特訓の意味がわかります)
正にキャッチコピーの逆!

あのコピー、(この映画の事は)「知らない方がいい」という皮肉ではあるまいが。
どうも宣伝のイメージが的外れなような、、、「ハードボイルド・エクソシスト」みたいな話だし。

ま、上記やおいテイストの導入は、カトリック文化を背景に持つ以上、絶対ありえないのだが、そういう人間関係を持ち込まないと、登場人物の行動の動機付けが希薄に見える。
続編できても見ないなきっと。

posted by めたろう at 12:46| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Playing unit 4989 「池田屋チェックイン」

知り合い出演の Playing unit 4989 「池田屋チェックイン」を三軒茶屋シアタートラムへ。

うーーむ。前作「七人のドッペル」はかなりいけてるシチュエーション・コメディであったのだが。今回は、、、、。
知り合いを含め、出演者のレベルは相当高く、衣装、照明、音響、脚本、共に一定以上であった。
が、一行レビュー
http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/itigyo/itigyo.cgi?ln=40&sn=1&cn=1000
で、指摘があった通り、「パーツは良いのに全体として間延び」した様に思えた。

間延びの原因は、大きくなった劇場への対応が不十分だった為と想定される。
素舞台に近い装置、二階座敷と玄関の配置、人の移動を見せる演出、アレで良かったのか?
劇場を広く使おうと意識して、客の感情移入の手がかりを散漫にしてしまったので無いだろうか?

以前トラムで 青年団「ソウル市民」を観た事がある。駒場アゴラ劇場という小さい場所での上演を前提とした設計の作品にも関わらず、トラムの舞台に合わせる事に成功していた。
その時、青年団が取った戦略は、「舞台を小さく限定して、客の視点を移動させない」というものだった。

今回、「池田屋チェックイン」は「立ち回りを使わずに池田屋事件を描く」コンセプトを打ち出している。であれば、劇場を広く使う事に囚われず、一幕物を骨格とし、劇場を狭く使う事を考えても良かったのでは無いか。
場合によっては、例えば宿の主人の側から顛末を狂言回しする様な、脚本の大改造、再構築を行っても、劇場とのマッチングを考慮して欲しかった。

劇場を広く使おうとして、全体の印象が散漫になり、劇場のカラーに飲まれた、という事では無いだろうか。前作と比してプロデュース、演出、舞台装置、各班の失点大と言わざるを得ない。
サイズは王子小劇場ならぴったりか、、、。

一方役者陣の頑張りは瞠目すべきレベル。
宿の3人、坂本竜馬関係のの3人、長州の2人、桂小五郎組の3人そして新撰組の面々。
捨てキャラがいない、高レベルの役者が集まったと思う。
が、それも凶と出たのではないか?やはり散漫なのだ。
人間関係でも、観客が誰を軸として見てゆくべきか、判り難いのである。
中盤以降、竜馬とその姉が登場して話が動きだすまでの、軸が不在の序盤の展開は、やはり間のびして感じられる。

小劇場作品の、中規模劇場への移植の難しさを改めて感じさせられた作品だった。
posted by めたろう at 01:53| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

真夜中の弥次さん喜多さん

原作未見、そしてクドカン作品未見。
但し十数年前は松尾スズキ主宰で、宮藤官九郎さん、阿部サダヲさん所属の劇団「大人計画」に夢中だった。

冒頭の白黒で描かれる「ぺらっぺらな」江戸。それは一方で「リアル」のダークサイドとして、主人公二人を終盤まで追い詰める。
この導入部分を観ながら、かつて漫画「栄光なき天才たち」で読んだだけである、川島雄三「幕末太陽傳」の幻のラストを思い浮かべた。
導入部で現代の品川から江戸の品川に画面が移り物語がはじまり、ラストは時代劇のセットを抜け出し再び現在の東京を走り逃げてゆく主人公を監督は望んだが、ラストの破綻は周囲に説得され断念したと言う、、、、。

おそらく、この映画はそのラストを受け継ぐ映画になったのでは無いだろうか。

陰々滅々たる江戸のリアルに背を向けて、弥次さん喜多さんがチョッパーバイクにまたがると、画面はカラッっと日本晴れ、天然色カラーとなってミュージカルで二人を送り出すオープニングになる。(その直後に、二人はお伊勢の3km手前で突っ込みを入れられ、東海道を徒歩の旅で仕切り直しをするのだが)
この導入部で、作品のカラーや方法論が明示というか宣言され、その後のやりたい放題の道中が続いてゆくこととなる。


この作品、俺にとっては「嗚呼、あの頃の大人計画だ」と懐かしく、感無量の一本であった。
カテゴリー付けで安心する視野の狭い人には勧められぬ何でもありのバカ作品。
同時に、ダークなダークな、救い様の無い浮き世を、差別表現、残酷表現でこれでもかと見せ付ける大人計画ワールド。
それを、大規模興行の映画館でスクリーンで見る日がこようとは、、、。
大学劇研で、「大人計画がキテるキテる」と騒いで、同期、先輩から白い眼で見られた事を思い出す。同調してくれたのは後輩達ばかりだったなぁ。

それはさておき、そのような感想を覚えながら、同時に
「これ、舞台化できるよなぁぁ。大人計画の公演で数年ぶりに見たいなぁ」と思ったのも事実。
すなわち、「映画でなくてもいいじゃん」という事でもある。

「幕末太陽傳」の昔と違い、現代ではこうした枠組みをぐちゃぐちゃするやりたい放題も、さほどの意味の重さを持つわけでも無いし、客も軽々と受け入れる。
無論、クドカン監督デビューはめでたいし、映画としても今年の俺ランキング上位につけてはいるが、サプライズがあったわけでは無い。あくまでも「かつての大人計画」映画だと思えたのだ。

中盤「歌の宿」辺りまでは。

終盤、「王の宿」そして「魂の宿」はかなりブレイクしてるんでねぇのコレは!つう感じ。
二人が分かれ、そして冒頭の「江戸のリアル」がそれぞれを責め苛むダークな展開は、原作のしりあがり漫画のカラーでもあるのだろう。
弥次喜多の二人の演技も凄みを増して行くが、なんといっても七之助。素晴らしい。

そして、「魂の宿」での、途轍も無く人を食ったCG利用法!なんという予算の使い方をするのか。しかし正しく映画でしかできない表現。
ここでも大人計画メンバーが大活躍するのだが、やりたい放題もここまで徹すれば、今、クドカンが映画を撮った意義というか大儀も認められようと言うものだ。
というか、「大人計画映画」を作った意味、があったと言えよう。いや痛快。
未見だが、「阿修羅城の瞳」とはその狙いからしてレベルが違ってるはずである。

大人計画に関してはもう少し語りたいので、別記事か、この記事に後日加筆する事になるだろう。
posted by めたろう at 22:13| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月21日

宇野誠一郎作品集@全曲レビューその3

と、言うわけで、宇野誠一郎作品集@全曲レビュー、その3!

21:ロッキーとポリー
「山ねずみロッキーチャック」ED。
この番組も「子供の頃、熱心に見ていた」うちの一つで、このCDには未収録だが、登場する主要な動物それぞれにテーマが用意されていたと記憶している。俺はうさぎのピーターのテーマ(「なーにがなんでも知り抜きたい!」という奴)が大好きであった。作品集のBには是非収録いただきたいものだが。
このEDもキャラクターに沿っている名曲だと思うのだが、宇野氏ご本人はスリーブで(作品全体に対してだが)「可もなく不可という感じですね。方向性が見えておらず、呼びかけがどこに向いているのか判らないのが不満です。」と、冷淡なコメント。
未収録の劇中歌に対しての感想も同じなのか、聞いてみたいものだ。

後、この曲の導入部で少しだけシンセっぽい音が使われてるのが印象的なのだが、電子音とかはあまり得意では無かったのだろうか?
当時はアナログシンセの時代だし、珍音源として使っていてもおかしくは無いと思うのだが、めだたないなぁ。やっぱり好きじゃなかったのだろうな

22:あさっておいで
「よんでいる」と同様、「まんがこども文庫」より。作詞者も同じ岸田衿子という人のせいか、これも名曲といって良いだろう。言葉あそびが多用され、物語性の強い歌詞が、宇野氏の方向性と親和性が高いのだと思われる。

ついでに「岸田衿子」でググった結果、
ユトレヒト、なる略歴ページを発見。
http://www.utrecht.jp/person/?p=70
なんと岸田今日子の実姉(更にこの岸田姉妹は岸田国士の娘達なのだそうな。17へぇー。)にして、「ハイジ」や「フランダースの犬」「ラスカル」主題歌の作詞者、童話、絵本の多くの仕事を成した人物であるらしい。
ちょっと追っかけてみようかな。

とにかく楽しい一曲。

23:ふたごっこ
中山千夏「なぞなぞな」より。
ここでもシンセっていうか、電子ピアノっぽい音が効果的に使われている。同じく鉄琴?か木琴の音が電子加工っぽい処理で使われるのが印象的。でもストリングスがメインなんだよな。
ちなみに中山千夏女史作詞の内容は、「三つ目のドラゴン」「あいつ」同様の謎かけ、見立てになっている。

24:さんご礁
「こどもまんが文庫」より。
同じく電子ピアノっぽい音が多用され、間奏は凝っている。が、そんなに食指が動かない曲。
「日本児童文学のアニメ化」がコンセプトだった「こどもまんが文庫」のカラーを意識しすぎたのではないかと思われる地味な曲で、俺は今一好みでは無い。

25:鐘がゴーンと鳴りゃ
「一休さん」より。
藤田淑子さんが一休さんに成り切って歌う、「戯れ歌」って感じのこれまた名曲。
この曲は本人も「割りにいいですね」と前向き評価。とにかく藤田淑子さんが良いというのでお気に入りとの事。
音の作り方とかは、一つ前の曲とそんなに変わらないのだが、強い印象を受けるのは、一休さんのキャラクターを全面に出して、なおかつ宇野さんの曲想とマッチしているからだろう。
「長靴をはいた猫」と同系統の曲と言えよう。

26:緑の陽だまり
「山ねずみロッキーチャック」OP。
うーん、ホーンセクションが高らかに連呼する導入部もかっこいい、名曲だと思うんだけどなぁ、、、。聞き手の側は繰り返し刷り込まれてそう思ってるだけで、作り手側は不満なのかもしれないが。スリーブでの解説は殆どなし。

27:ふしぎな花
中山千夏「なぞなぞな」より
「よんでいる」と同系統の美しい曲。いい曲なんだけど、「よんでいる」と比べるとやや聞き劣りする感じ。フルートやハープとかの使い方が何となく類型的な様な。

28:ははうえさま
「一休さん」ED。
数多く、引用、パロディ化されてきた、有名なED。(去年出た電気グルーヴの「カフェ・ド・鬼」のPVで天久がネタにしてたくらいだからな)
実は上記「ふしぎな花」とそんなに曲調は違わないのだが、とにかく藤田淑子さんがうまいんだろうなぁ。一休さんが母上様に出した手紙を読む、というミュージカル形式になってるのが勝因でしょうな。ちなみに作品集Aには「幸せはレインコート」という、ひょうたん島の劇中曲が収録されていて、こちらも手紙を読むミュージカルになっている。
「呼びかけの対象が明確」だと成功するようだ。
後、尺八、鼓など、和楽器が使われているのがポイント高いが、TVで見ていた時は、全く気づかなかった!
「日本モノを日本風にやることへの反発」云々はこの「一休さん」がらみで何かあったのかなぁと思わないでもない、、、、。ちょっとヤだな。

29:ながれ椅子
「こどもまんが文庫」より。
宇野作品としてのオリジナリティはやや薄いかな?何か演歌っぽい感じが、、、。
「風ばかり、風ばかり」の連呼のところとかは宇野節かもしれない。聞き所は堀江美都子さんの歌唱力でありましょう。美曲。


やたーーーラス1だーーーー。


30:幸せを運ぶメルモ
「ふしぎなメルモ」より。
ゆったりした、アルバムを締めるのにふさわしい美曲。
ボーカルの桜井妙子さんがイイ!ちょっとエロくかつお嬢様っぽくて俺が勝手に抱いてる「ふしぎなメルモ」のイメージにぴったり。
マイナーな歌い手さんだが、宇野作品とは「アンデルセン物語」OPや「ムーミン谷の歌」等で関わりがあるようだ。そのわりに、スリーブで言及なし。「アンデルセン物語」のCDが出てるから、振り分けたのかな?


終わったーーー!では締めの挨拶をば。

昨年、図書館で借りた懐かしアニメの主題歌集のスリーブから、子供の頃、熱心に見ていたあの番組この番組の劇中歌や主題歌が、軒並み宇野作品であったと気づいた時は実にビックリしたものであったが。知られていない天才というのはいるものである。
今現在、彼の評価が極端に低い理由は諸々あるだろうが、今後は関わった諸作品が日本文化のコンテンツとして評価の対象になってゆくのに連動して、時間は掛かるが再評価されてゆく事だろう。
願わくば、彼が存命のうちにもう少し再発見の機運がでてくれれば、、、。
この記事もその一助と成りますように。
posted by めたろう at 22:34| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | 宇野誠一郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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